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洋画『哀れなるものたち』感想・レビュー

アカデミー賞にノミネートされていたので視聴。(主演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞を受賞されましたね!)
哀れなるものたち - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
【基本情報】

2023年公開

・2時間21

・映画館で視聴

・個人的評価⭐️ 3.6/5.0

・あらすじ

外科医が成人女性の死体に赤子の脳を移植する手術を成功させる。その女性を「ベラ」と名付け、ベラの成長を見ていく作品。

【ネタバレあり感想】

んん〜かなり面食らった映画です(笑)性行為と臓器の映像が映画の半分以上を占めているのではないか?と感じるくらい、人にオススメしづらい作品ですね(笑)

 

良いところは作品の世界観に独創性があって、新しいものを見た!!という新鮮さはありましたが、ただ伝え方がかなり極端でそういうストーリーラインにする必要があるんだっけ?という箇所がいくつもありましたね。言わんとしようとしているフェミニズム的メッセージは感じつつも、不適切さも感じて複雑ですね。

エマストーンの演技は超すごかったです。

 

この映画を見て、女性に知識や学がないと、性的に搾取される構造になっていることはありありと突きつけられましたね。父親代わりの外科医もその助手も弁護士も出会う男みんなに性的対象として見られ、支配下に置こうとされてましたね。

そういう男から逃れるには、学をつけることでしか避けられない。だから、学を得るまでの幼少期はそういう男のターゲットになってしまうし、良い女性のロールモデル(本をくれた女性)に出会わないと搾取される一方の人生になってしまう哀しさ、、、

 

ベラをあえて「マニックピクシードリームガール※」にしたたているのかな?と思ったのですが、風俗で働くシーンはかなり「???」という感じでした。性に奔放だったとしても、女性には妊娠・性病のリスクがあるわけでそこに触れず、男性の心と体のケアを心の底から楽しくやっていると見せるのはどうかな〜と思いました。

悩める男性の前に現れ、そのエキセントリックさで彼を翻弄しながらも、人生を楽しむことを教える“夢の女の子 Wikipediaより

 

映画の最後も、ベラがそちら側に回るのも後味悪いな、、、だから「哀れなるものたち」というタイトルを付けているのかと無理やり自分のなかで納得させようとしました(笑)