海外エンタメ備忘録

Netflix大好き20代会社員👼洋画・海ドラ・恋リア・ミュージカルみてます

洋画『落下の解剖学』感想・レビュー

アカデミー賞にノミネートされていたのと、タイトルに惹かれて見てみました!

(アカデミー脚本賞を受賞されていましたね)

落下の解剖学 : 作品情報 - 映画.com
【基本情報】

2023年公開

・2時間31

・映画館で視聴

・個人的評価⭐️ 3.5/5.0

・あらすじ

雪山の山荘で暮らす3人家族。ある日夫が転落死し、その真相に迫る作品。

【ネタバレあり感想】

サスペンス・裁判ものなので、ついついどんでん返し期待していたのですが、

正直物足りなさを感じた作品でしたね。

鑑賞後に考察を読んで、「あ〜なるほど」と物足りなさを補完できた感じです。

 

誰の視点に立って見ればいいかが難しい作品(恐らくそこがポイント)で、

誰の立場に立ってもなんかモヤモヤしちゃうんですよね。

夫婦関係ってブラックボックスで、法廷で一部分切り取っても何が真実かは理解できないなと思いました。法廷で流される夫婦の喧嘩のシーンすごかった、それを聞かされる息子が可哀想だった、、、

 

考察をいくつか読み、彼の死はジェンダーロールに縛られた劣等感があると書かれていて、

それを訴えた作品なんだと後から理解しました。夫婦関係についての作品かと思ったけど、男女の話だったみたいですね。「家庭の中で男性が女性より優秀であるべき」という発想が自分の中に無さすぎて鑑賞中は気づけなかったですね。

夫のサミュエルは、妻がベストセラー作家で自分は何にもなれなかったという劣等感に耐えられなかったんだと、、マスキュリニズムフェミニズムを意識してもう1回見てみたいな。